月の砂漠をホーリーボルト

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さいなら(9)
 
 

お客様へのお知らせ

 昭和26年に板橋9丁目(現

仲町)に第二宝湯の営業を開始し、

有限会社 宝湯として、57年間

皆様のおかげで営業してまいりまし

たが、近年の燃料費の高騰や周辺環

境の変化により残念ながら

10月30日(木曜日)

をもちまして休業する運びとなりま

した。

 ここに、長年ご愛顧頂きましたお

客様に感謝申し上げます。

平成20年10月23日

有限会社 宝 湯

 

 実家から歩いて1〜2分の場所にある銭湯がなくなってしまった。

 第二宝湯。わしにとって銭湯といえばここのことだった。子供の頃に初めて銭湯を知ったのもここだし、いまから数年前に風呂なしの部屋に住んでいた時期には通わせてもらった。

番台に座っているおばちゃんはわしのことを生まれたときから、いや、生まれる前から知っている。男児に恵まれなかったわしの家のことをよく知っていて、わしが生まれたときには我がことのように喜んでくれたそうだ。



 銭湯に通っていた時期のわしは、ひどい腰痛のせいで体がS字に湾曲してしまっていた。脱衣所でその体を見たおばちゃんは、「立派な体に産んでもらったのにそんなにしちゃってだめじゃない」と叱ってくれた。ありがたかった。

 貼り紙をよく見ると、「休業」の部分が切り張りしてある。おそらく、最初は「廃業」だったのだろう。おばちゃんはもう70歳近いはずだ。息子たちも職についているから再開の目はほとんどないと思われるのだが、おばちゃんはどうしても廃業にしたくなかったのだと思う。

 長い間、ありがとうございました。

| 閉店貼紙 | 23:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
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