月の砂漠をホーリーボルト

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ラーメンとわし
 義弟の古い日記を読むと、ラーメンに対する情熱に驚かされる。もはや業と呼んでもいいと思う。

 わしもラーメンに凝っていたことはあった。
 かつては、ラーメンは近所のラーメン屋か、ふらっと立ち寄った店で食べる他愛のない食べ物で、わざわざ店の場所を調べて出かけていくような食べ物ではなかった。
 遊びに行った親戚の家で、その家族では屋号だけで通じる「馴染みのラーメン屋」があって、その店のラーメンの味と親戚の記憶がセットになるような、生活と密着したものではあったけど。

 インターネットなどもちろんなかったし、ラーメンガイドブックなんてのもほとんど存在していなかった。活字でラーメンにお目にかかるとすれば、東海林さだおや椎名誠のエッセーに出てくるものくらいだった。彼らが書くということは、ラーメンが「まっとうな大人の書き手」が取り上げない素材だった、ということだ。
 椎名誠のエッセー(当時はスーパーエッセーとか昭和軽薄体とか呼ばれてたっけ)で、ラーメンをわざわざ食べに行ってもいいと知り、それがきっかけとなってちょくちょくラーメンを食べに出かけることになった。
 そうやって初めて行った店が荻窪の春木屋だったのか、新宿の桂花だったのかは忘れてしまったが、口コミと、たまに見かけるようになってきた雑誌の記事などをチェックしては、東京23区を中心に、あちこちにラーメンを食べるために出向いていった。

 記憶に残っているラーメンは、荻窪の丸福、池袋の大勝軒、恵比寿にあったころの恵比寿ラーメン、深大寺にあったころのたけちゃんにぼしラーメン。そして学生時代を過ごした新潟でよく通った古町の天竜。実家から徒歩で行ける環7通り沿いの土佐っ子にもよく行った。

 学生でなくなってそれなりに忙しくなってからはラーメン熱もおさまったが、カーナビつきの車を衝動買いしたときに、夜な夜なカーナビにラーメン屋の電話番号を入力しては、深夜に開いている店に向かって車を走らせたりもした。
 このころになるとラーメン情報は世の中にあふれかえっていて、ラーメンという食べ物が市民権を得たような感じだった。市民権を得た、というのはふつうは良い意味で使われるものだが、この場合はそうじゃない。もともと、市民か市民じゃないかなんてことを問うまでもなく、ラーメンはそこにあったのだ。それが、「あなたはグルメというジャンルの仲間入りをしました」と但し書きをつけられてしまったようで、なんだか七五三の衣装を着せられてしまった悪ガキを見るような気がしたもんだ。

 新横浜ラーメン博物館なんてものができると、「しょうがねえなあ、こんなもん作っちまって」と言いつつそそくさと出かけ、全店を制覇したりもした。どの店もそこそこうまかったけど、純蓮の味噌ラーメンはびっくりするほどうまかったなあ。

 そんなこんなで、ずいぶんとたくさんの店でラーメンを食べてきた。でもね、もういいんです。ラーメン食べ歩きは卒業しました。
 わしにとっていまのベスト1は、自宅から徒歩1分の、商店街にあるふつうの店の380円のラーメンなのだ。



 醤油味、ネギとナルトとホウレン草とシナチクとチャーシュー。わしが子供のころからある店で、たぶん味はずっと変わっていない。わざわざ電車や車に乗って食べに行くような味ではないし、これを食べに来いと友達を呼んだりするような味でもない。でも、しみじみとうまいのだ。
 このラーメンが一番、と思えるようになって、ようやく自分とラーメンの間の距離が適性になった気がしている。

 と言いつつも。
 いま、一軒だけ、わざわざ食べには行かないが、近くを通ったときには寄りたくなる店がある。たいていは大行列ができているのでプイっと踵を返してしまうのだが、20分くらいなら待つこともある。待つことと行列が大嫌いなわしにとって、20分の行列に耐えてまで食べようとするのは、かなりすごいことなのである。



 蒙古タンメン中本という店だ。本店は上板橋で、こちらのほうがわしの家からは近いのだが、行くのはもっぱら池袋店。
 この店のラーメンは激辛である。麺1本、スープひと口をすすっただけで、口腔内が衝撃を受けるくらい辛い。しかし、その辛さが痛みに転化しないのである。しっかりとうまいのである。
 ふつう、辛いものを食べている途中で水を飲むと、悲惨なことになる。つぎのひと口がより辛く感じられて、食事というよりは拷問に近い行為になりかねない。ところがこの店のラーメンを食べながら飲む水は、甘みが感じられて、おいしい。そしてそのあとに食べるラーメンも、変わらず辛うまいのである。不思議の辛うま。(写真は味噌卵麺+定食:半ライスと麻婆豆腐のセット 合計950円)

 ただ、店内に石神某などのラーメン紹介屋のサイン色紙が貼ってあるのはどうかと思う。サイン頼んじゃだめでしょ。そして頼まれたからって書いちゃもっとだめでしょ。

 

 
| 食べ物 | 16:28 | comments(2) | trackbacks(1) |
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はじめまして
ヴァナディール在住中はJunnが大変御世話になりました。
大変御世話になっておりましたにも関わらず、御挨拶も無しにおりましたことは大変残念です。
このような容での御挨拶は甚だ不本意ではありますが、諸事情により、かような容になりましたことを重ね重ね御詫び申し上げます。

貴殿の御心使いにより、Junnのプレイ時間が非常に心休まる事があったことを申し添えておきます。
私自身、貴殿と面識が無かったことは大変残念なことではありますが、貴殿のブログを拝見いたしたところ、噂に違わぬ男ぶりに益々御健勝のことと感嘆致した次第です。
JunnはFF11を離れましたが、元気いっぱい、私の方が疲れるくらいです。
現在MH2を二人で楽しんでおります。
貴殿の御心の端に、彼女の事がありましたならば、どうか御心配なきよう。

PS PSUに移行するかも。同じ名前にするつもりだそうです。
| | 2006/08/30 10:28 PM |
 あら、ヴァナ・ディール卒業ですか。
 でも元気ならなにより。Junnのことはいずれ日記に書かせてもらおうと思ってます。
 ご武運、お祈りいたす。
| | 2006/08/31 4:26 AM |









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新横浜ラーメン博物館について
新横浜ラーメン博物館新横浜ラーメン博物館(しんよこはまラーメンはくぶつかん)とは、神奈川県横浜市港北区新横浜2-14-21にあるラーメンに関するフードテーマパークである。通称はラー博(らーはく)。新横浜駅北口から、徒歩数分の距離にあり、1994年3月6日にオープ
| テーマパークの森 | 2007/07/06 8:44 PM |