月の砂漠をホーリーボルト

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さいなら(6)

 隣町にあったゲームセンター。中学から高校にかけて、たまに行った。アーケードの商店街の地下にあった店で、なんだか変なにおいがして、心なしか床が濡れていて、不良のたまり場とか場末って感じの店だった。

 地元を長いこと離れていたので、その店のことは忘れていたのだが、繁華街などで「ヤバイ場所」に行くと、そこのことが思い出された。おそらく匂いがポイントなんだと思う。嗅覚の記憶の想起力って、けっこう強いと思う。

 20年以上ぶりで行ってみると、マンガ喫茶になっていた。あのときの匂いはもうしなかったし、床も濡れていなかった。ただ、便所だけが昔のままで、掃除は行き届いているのに怪しい雰囲気が漂っていた。ここでリンチが行われていたとしても不思議じゃない、そんな便所。

 そのマンガ喫茶には3ヶ月に一度くらいのペースで行っていた。古いマンガが充実していて、お気に入りの店だった。

 でも、昨日通りかかったらつぶれてた。
 この貼り紙、「ご愛顧感謝」的なニュアンスはどこにもない。借金取りに追われて急いで逃げるときに殴り書きしたような閉店貼り紙だ。
 喫茶の「喫」ってどんな字だっけ? と考えて、辞書を引くまでもなく自分の店の看板を見ればわかるのに、その手間すらめんどくさくなっちゃった、って感じだ。
| 閉店貼紙 | 03:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
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