ジラートのときも
プロマシアのときも、いわゆる「新ジョブ」にすぐに手を出すことなく、数ヶ月は様子を見ていた。しかしどうしたことか、今回の
アトルガンでは早々に
【コルセア】に転職し、すでにチョコボにも乗れるレベルとなってしまった。大人としてどうかと思うスピードだが、ひとつ大目に見てやってほしい。
レベル75はおろかレベル60ですら遥かなる霞のむこうだが、現段階での自分なりのコルセア観を一言で表すなら、「
叱られないように振舞うジョブ」だ。
パーティーにおける役割を、盾・アタッカー・回復・支援の4つに分類した場合、コルセアは支援役になると思う。
盾にしては柔らかすぎるし(ただし受け流しスキルだけは高い)、アタッカーとしては力不足、回復役と呼ぶには、メインジョブのコルセア自体にMPがないので心許ない。
支援系ジョブといえば、吟遊詩人と赤魔道士が聳え立つ双璧として不動の地位を確立しているポジションだ。ソロでの戦闘はからっきしだが、いざパーティーに入れば集団の力を思いっきり底上げしてくれるのが吟遊詩人、ソロもいけるし、場合によっては盾すらできかねないオールマイティーな赤魔道士。
ゲームデザイン上、詩人や赤魔道士とカブらないようにする必要があったためか、コルセアの能力はトリッキーな方向に振られている。「常にギャンブル要素を伴う」という点がそれだ。多用するジョブアビリティーの
【ファントムロール】はもちろんのこと、2時間アビリティーの
【ワイルドカード】ですら、その効果は賽の目に左右されるという徹底ぶりである。
コルセア独自のジョブアビリティーである
【ファントムロール】は、1〜6のカードをドローすることで発動される(アビリティーを習得するのに必要なアイテムはダイスだが、発動時のグラフィックはなぜかカードだ)。カードは、合計の値が12を超えるまでは何度でもドローすることができる(=【ダブルアップ】)。基本的に、1がもっとも効果が弱く、11が最高で、12を越えた時点でBust、ドボン、ブタだ。
Bustになってしまうと、そのロールの効果が得られないばかりでなく、通常なら2種類同時に効果を発揮させることのできるロールが、1種類になってしまう。
コルセアとしては、できるだけ良い目を出して、パーティーに貢献したいと考える。おそらくパーティーの他のメンバーからすれば「何かやってますよこいつ」程度の認識しかないのだろうが、コルセア本人は、これはこれで必死なのだ。
できることなら効果が最大となる11を引きたい。しかし、そう思って1枚目のカードで6を引いたときに、最高の効果=11を狙ってダブルアップすると、1/6よりはるかに高い確率で6を引き、Bustとなるのである。1枚目が5の場合は、何を引いても11を越えることはないから安心してダブルアップするのだが、そのときに出る目はたいてい1である。
Bustになってしまったときのペナルティーについて、パーティーメンバーが熟知しているとは限らない。しかし、画面にでっかく表示されるBustの文字と、クイズ番組で不正解だったときに流れるような効果音のため、「こいつ、ヘマしやがった」というのがバレバレである。逆に、最高の11を引けたときは、パーティーメンバーにはその恩恵がいかほどのものなのか、いまいちわかりにくい。なかには11だと取得経験値が24%もアップする
【コルセアズロール】のような「見てわかる、客観的に数字で理解できる」ものもあるが、回避だの攻撃力だの命中だのは、「お、11、きたきたー」と拳に力が入るのは当のコルセアだけのような気がしている。
すなわち。
コルセアというジョブを他人の目から見れば、「なんだかよくわかんないけどカードを引いて遊んでいる。しかもときどきBustしてペナルティーくらってやがる」程度のモノなんだろうと思う。
こりゃあもう、コルセアというジョブの特性が広くヴァナ・ディールに知れ渡るまでは、
「叱られないように」こっそりやるしかないなあ、というのが現在のわしの心境なのである。
周知といえば、コルセアとして、ぜひこれだけは知っておいてほしいということがひとつだけある。じつはひとつじゃなくていっぱいあるんだが、今日のところはひとつで勘弁してやる。
ロールは吟遊詩人の歌と同じように効果範囲が定められている、というのがそれだ。ロールのなかには、魔道士には有効でも、ヒーリングをしない前衛にはまったく無意味なもの(
【ヒーラーズロール】)や、逆にアタッカーにしか意味のないものが多い。魔道士が少ない時間でたくさんMPを回復できるようにとヒーラーズロールを使おうとしたときに、座っている魔道士たちのど真ん中にモンクが立ってたりすると、コルセアとしてはかなりぎゃふんな気持ちになるのである。そこんとこひとつ、お願いしますぜ。
ついでに言うと、ロールの範囲は
【プロテア】
より狭いくらいに考えておいてもらえると、ご新造さんもさぞやお喜びのことでしょう。
⇒ カナ (08/26)
⇒ 童貞 (08/01)
⇒ マリマオー (07/22)
⇒ めたぼ (07/15)
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