月の砂漠をホーリーボルト

コメントがつくと喜ぶ
 
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ダイエット開始
  心筋梗塞での入院中、体重が9キロくらい減った。病院ではほとんど寝ているだけだったが、食事がきっちりと制限されていたし、看護師の目を盗んで間食するようなこともなかったので、みるみる体重が減った。体重が減ったおかげで、何年も悩まされ続けていた腰痛ともお別れできた。

 

 退院後さらにダイエットを続けるつもりだったのに、元気になるにつれて「このくらいならいいだろう」ってことが積み重なって、ほとんど入院前の体重に戻ってしまった。こんなことでいいわけがない。腰痛が再発する気配すらある。それなのにダイエットを始める気にならないままずるずると時間だけが経ってしまった。

 

 ちょっと待てわし。いま、普通の人みたいな生活ができてるように見えるのは、単に運がいいからなんじゃないか? つぎ、もう一度倒れたらかなりの確率で死ぬよ、おまえ。

 


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| 心筋梗塞とその後 | 22:18 | comments(2) | trackbacks(0) |
24時間血圧計
  1月に救急車で運ばれてそのまま入院生活を送った病院は、家からちと遠い。1時間以内で行けるものの、電車を2回乗り換える必要があるのがつらい。というわけで、主治医の先生にお願いして紹介状を書いてもらい、先月から家の近くの病院に通っている。何年も前から母が診てもらっている循環器科の先生に、親子ともども診てもらうことになった。病院そのものには祖父も祖母もお世話になったので、3代続けてということになる。

 この病院は本当は老人専門の病院で、かつては養育院病院、今年の3月までは老人医療センター、この4月から健康長寿医療センターという名称になった。ころころ名称が変わっているのは、石原都政のせいだ。腹が立つから詳しくは書かないが、ろくなもんじゃないよ、石原知事。すくなくとも病人および病人を抱える家庭にとっては悪政だ。







 病院の名称通り、患者のほとんどが60歳以上で、わしはかなり若いほうだ。病院の内部も老人仕様になっていて、たとえば各科への道案内は普通の病院なら天井と壁の案内表示くらいなところが、この病院では床にもわかりやすく矢印で表示されている。「緑色の線に沿って○○科へ行ってください」と言われれば、ほとんどの患者が迷わずに目的の場所に行ける寸法だ。これは方向音痴のわしにとってもありがたい。

 
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| 心筋梗塞とその後 | 19:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
腕輪
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 大病院に入院して驚いたことのひとつに、バーコードのついた腕輪の存在がある。
 入院の当日、気づいたときには右腕に巻かれていた紙製の腕輪。わしの名前と患者番号やバーコードが印刷されていて、点滴のときなどにバーコードリーダーでピッとやると、電子カルテに治療の経過が記録される。この腕輪のことを知ってる人には当然のことなのかもしれないが、わしにとっては脅威のハイテクアイテムだった。

腕輪


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| 心筋梗塞とその後 | 00:55 | comments(2) | trackbacks(0) |
現場
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1月26日にわしが心筋梗塞で倒れた場所が、ここ。

池袋

 倒れたというよりは、立ってるのがつらくなって、柱にもたれてへたりこんでた場所。池袋駅のJRの改札口を出たところです。いままでに何百回も通った場所だけど、まさかこんなところで倒れるとは想像してなかった。
| 心筋梗塞とその後 | 23:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
暴飲暴食大喫煙
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 王貞治が胃癌の手術後にこんなことを言ったらしい。「自分はおいしいものをたくさん食べることが好きだったのだとわかった」。味だけじゃなく量も大事なのだと自覚したときには、体はすでに過食を許さなくなっている。もうそんなことはできないんだ、と諦めと悲しみを含んだ言葉だ。
 この言葉を聞いて、摂生と克己心の象徴のように言われ続けた大選手に初めて共感を覚えた。ああ、わしもわしも、おんなじおんなじ、と言いたくなった。

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| 心筋梗塞とその後 | 18:40 | comments(5) | trackbacks(0) |
入院雑記(9)
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(※入院中にポメラですこしずつ書いたテキストに、退院後加筆修正した)

 病院を舞台とするドラマやまんがではよく描かれるシーンに、院長または医長の回診
ってのがある。偉いセンセーが若手の医者をぞろぞろと引き連れて、入院中の患者の様子を見てまわるアレだ。

 わしが入院している病院でも、院長と循環器科(わしがお世話になっている病棟)それぞれの回診が一週間に一度ずつある。回診はおそらく何曜日の何時から、と決まっているはずだが、患者にとってはなんのまえぶれもなく、「誰この人?」な偉そうなセンセーが医者の半熟卵であるインターンたちを従えてベッドにやってくる。

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| 心筋梗塞とその後 | 13:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
入院雑記(8)
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(※入院中にポメラですこしずつ書いたテキストに、退院後加筆修正した)

子供のころは、それが笑ってはいけない状況であればあるほど、腹の底のほうから笑いがこみあげてきてしまって、その笑いを抑えるのに苦労した。
 たとえば床屋で仰向けになって顔を剃ってもらっているとき。剃刀の刃が危ないと思えば思うほど笑いがこみ上げてくる。笑っちゃいけないと思って、口の中や舌の先を噛み、その痛みで笑いを消そうと努力した。しかし、自分はなんでこんな努力をしているのかと思うと、そのまぬけさがあらたな笑いを呼んでしまったりするのだった。笑いをこらえるために小刻みに震えながらの顔剃りに耐え、蒸しタオルを顔いっぱいにかけてもらって自分の表情が誰からも見られなくなった隙に、おもいっきり表情を緩めたりしたものだ。

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| 心筋梗塞とその後 | 12:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
入院雑記(7)
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(※入院中にポメラですこしずつ書いたテキストに、退院後加筆修正した)

痴呆は怖いなと思う。わしと同室で、お向かいさんにあたるベッドにいる男性。年齢は70まえ、といったところだろうか。この人がよくぼけるのだ。

 耳が遠いらしく、看護士がこの人に話しかけるときにはかならず大声を出す。はたから聞いていると「なにもそこまで」と思うような大声で、単語を区切って話す。それでも男性は聞こえないのか、それとも意味がわからないのか、3回に2回は的外れなことを答える。すると看護士は「そうじゃなくて」とさらに大きな声で話しかける。自分にも覚えのあることだが、必要以上の大声を出すと、人は自分の声の大きさにつられていらいらしてしまうようだ。看護士たちも、何度も同じ質問を繰り返すうちに言葉遣いがぞんざいになる。

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| 心筋梗塞とその後 | 17:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
入院雑記(6)
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(※入院中にポメラですこしずつ書いたテキストに、退院後加筆修正した)

隣のベッドの患者。大腸炎で入院してきた、30台とおぼしき独身男性である。毎日見舞いに来てくれるお母さんやお姉さんといった身内に対する口のききかたが乱暴で、甘えんぼさんなのね、と思った以外は、おおむねおとなしくて好青年っぽい。

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| 心筋梗塞とその後 | 17:31 | comments(3) | trackbacks(0) |
入院雑記(5)
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(※入院中にポメラですこしずつ書いたテキストに、退院後加筆修正した)

相手に何かをしてほしいときの「〜してもらってもいいですか?」という言い方がとても失礼だとわしが考えていることは何度か書いた。この言い方に名前をつけるとすれば、「婉曲命令形」って感じだろうか。

 この婉曲命令形、病院ではじつによく耳にする。じつは医療用語、看護用語だったのかと思うほどの頻度で使われている。使うのはおもに看護士だが、医師もよく使う。技師も使う。世間一般と比べても、病院内では使われる頻度が高い表現のようだ。「お熱測ってもらっていいですか」「この袋を持ってレントゲン室に行ってもらっていいですか」「深呼吸してもらっていいですか」などなど。

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| 心筋梗塞とその後 | 10:07 | comments(0) | trackbacks(0) |